SSブログ

宮崎駿監督が引退会見「今回は本気です」その心境と今後の活動は? [映画]

スポンサーリンク




 公開中の映画「風立ちぬ」をもって長編映画の製作から引退することを明らかにしていたスタジオジブリの宮崎駿監督の引退会見が6日、東京都内で行われた。宮崎監督は、「僕は何度もやめるといって騒ぎを起こしてきた人間ですので、どうせまたと思われているかもしれませんが、今回は本気です」と笑顔で言い切った。


宮崎駿.jpg


これまで何度も引退が取り沙汰された宮崎監督だが、
現在公開中の「風立ちぬ」が「崖の上のポニョ」(08年)から5年かかったことをあげ、

「次は6、7年かかる。7年で80歳になる」と語ったうえで、

「僕の長編アニメの時代は終わった」と語った。

また、作品への監修や原作提供などで今後もスタジオジブリに関わっていくかどうかを聞かれ、
「ありません」と笑顔で語った。


これまでで最も思い入れのある作品については、

一番トゲのように残っているのは『ハウルの動く城』。ゲームの世界をドラマにしようとした結果、格闘して。 スタートが間違っていたと思うが、自分が立てた企画だから仕方がない。

児童文学の影響を受けてこの世界に入った。
『この世は自分たちが生きるに値するんだ』ということを伝えることが根幹だと思っていました。
それは変わっていない」と振り返った。

 また今後について、
前からやりたかったことがある。それはアニメーションではありません」と答え、

「やりたいことがあるんだけれど、やれなかったらみっともないからいいません。
文化人になりたくない。町工場の親父でありたい。だから発信しようとは思わない。
文化人ではありません」と答えた。

今後のスタジオジブリについては、

「上の重しがなくなるから、若い人たちの声が鈴木敏夫プロデューサーに届くのを願っている
それがなかったら鈴木さんがいくらなにをやってもだめ」と注文した。


宮崎監督は、1941年生まれ。
63年にアニメ制作会社の東映動画に入社。
いくつかの制作会社を経た後、「ルパン三世 カリオストロの城」(79年)で初めて劇場版アニメの監督を務めた。

85年にスタジオジブリを設立。
「天空の城ラピュタ」(86年)、「となりのトトロ」(88年)、「もののけ姫」(97年)など数々のヒット作を手がけ、
2001年の「千と千尋の神隠し」は、興行収入も国内歴代最高を記録した。


「崖の上のポニョ」(08年)以来5年ぶりの監督作品となった「風立ちぬ」で、
宮崎監督は、初めて自分の映画で涙を流したことを告白。

鈴木敏夫プロデューサーも「風立ちぬ」を「宮崎監督の遺言」と発言するなど話題を集めていた。

1日、スタジオジブリの星野康二社長が「第70回ベネチア国際映画祭」の会見で、
宮崎監督の引退を発表した。


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。